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SESからの転職完全ガイド

SESからの転職完全ガイド|商流を上げ年収とスキルを最大化するキャリア戦略

SESから転職することは可能です。ただし、闇雲に動いても成功しません。自分の現在の立ち位置を把握し、目標を実現するための明確なキャリアパスを設計し、ベストなタイミングで転職活動に踏み切るという、戦略的な行動が必要です。

当記事では、SESエンジニアの転職について、目標キャリアの設定、最適な転職先選びから、内定獲得、円満退職するまでに必要なアクションとポイントをまとめました。

目次

構造を正しく理解し明確なキャリアを描くことが転職への近道

自分のキャリアパスを描くにあたって、まず業界構造の理解が必要になります。

SESSIer自社開発
顧客に提供するサービス技術を提供して支援するシステム開発を請け負う自社サービスを提供する
ビジネスモデルエンジニアの派遣システム開発の受託自社サービスの開発、運用
契約形態準委任請負自社雇用
勤務先客先常駐客先/自社自社
商流深い(3次請け以下)浅い(1次請け~2次請け)なし
報酬の対象稼働時間成果物自社の成長
代表的な会社・富士ソフト株式会社
・株式会社システナ
・コムチュア株式会社
・株式会社NTTデータ
・富士通株式会社
・株式会社野村総合研究所
・グーグル合同会社
・アマゾンジャパン合同会社
・株式会社ディー・エヌ・エー

エンジニア目線だと同じ仕事でも、SESとSIer、自社開発ではビジネスモデルや商流が異なります。収入やスキルアップに影響をもたらすので、自分にとって最適な選択先はどこか、転職活動前にキャリアパスを明確にしておきましょう。

典型的なシステム開発のプロジェクトでは、SIerとSESで多重請負い構造になっています。SESが深い商流に関わることが多いのに対し、SIerは商流が浅く、元請けとなるクライアントに近いのが特徴です。

求人広告だけみると、SESとかSIerとは書かれておらず、わざと曖昧にしている会社も多いため、注意して見極めましょう。失敗したくない方は、下記よりキッカケエージェントにお気軽にお問合せください。厳選したIT求人からあなたに最適な会社を紹介します。

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現状確認|SESから転職できるのか判断

年齢に対して適切なスキルを積めているか

年齢スキル例
新卒~25才現場で設計~開発~テスト~デプロイを一通り経験
25~30才基本設計、要件定義など上流工程、チームリーダー
30~35才顧客折衝、マネジメント、PL
35才以上案件見積り、部下の育成、PM

転職を難しくする要因は、単に年齢の問題ではなく、年齢に見合った適切なスキルがないことによります。自らのスキルと経験を棚卸して、市場価値を確認しましょう。商流が深くても武器になるスキルは評価されるので、自信を持ってアピールしてください。

分からない時は転職エージェントに相談する

SESでありがちなのが、目の前のタスクをこなすばかりで、客観的に自分のスキルや経験を整理、言語化できないという悩みです。その場合は転職エージェントに相談し、アドバイスをもらいましょう。実は大手企業でも活躍できるような市場価値があった、ということもあり得るので、分からないまま放置ではもったいないです。

次のキャリアパスが明確になっているか

「将来的に、どうなっていたいのか」「それを実現するため、次はどこに行くべきか」という、4~5年先まで見据えたビジョンを軸に、中間目標を立てることが重要です。SESから転職する必然性と、次の行き先が最適かどうかを確認しましょう。

早期離職の場合リスクを把握できているか

在籍1年未満での転職は早期離職扱いされ、採用において不利な面があることを覚えておきましょう。資格取得をアピールしたり、経験不足を補うための対策が必要です。会社選びを間違えてしまった等、どうしても早期離職がやむを得ない場合は、転職エージェントを利用してプロに相談することも有効です。

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キャリア戦略|SESからのベストな行き先

1.おすすめは大手SIer・元請け/2次請け企業

SESで培ってきた経験がスムーズに活かせ、かつキャリアアップできるという点で、大手SIerなど、元請け、2次請けで経験を積ませてくれる企業への転職がおすすめです。商流が上がることで、よりクライアントに近い位置で上流工程、マネジメントの仕事を経験できるほか、報酬アップも期待できるでしょう。

2.挑戦するなら自社開発・メガベンチャー

ハードルは高いですが、充分なスキルを獲得しているのであれば、自社開発企業やメガベンチャーを狙ってみるのもありです。1人でインフラからフロントエンドまで全て手がけてシステムを動かすことができる、といった点が評価されることがあり、突出したスキルが企業と噛み合えばチャンスです。

3.開発ができる社内SEも候補の1つ

ワークライフバランスが安定した環境で成長を求めたいのであれば、社内SEも候補です。ただし社内SEは会社によって担当する仕事が異なるため、手を動かして開発できるかどうかをよく見極めないとヘルプデスク、インフラなどキャリアパスにそぐわない業務にアサインされることがあります。また、人気の職種なので倍率も高いです。

4.特化型職種へのキャリアチェンジ

特定の役割や特定の業種に特化した、より専門性が高い職種へのキャリアチェンジも狙い目です。例えばQAエンジニアやセキュリティエンジニアは需要が高く、メガベンチャーに入る近道ともいわれていますし、金融系SE、医療系SEなど特定ドメインの業務知識を身につければかけがえのない武器になり、将来的にSIerや事業会社に評価されるでしょう。

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活動時期|SESからの転職にベストなタイミング

良い求人を見つけたタイミング

良い求人が見つかったら、そのときから動き始めるのがベストです。スキルの確認が終わり、明確なキャリアパスが思い描けて、次に行くべき事業形態も定まったならば、求人を探し始めましょう。条件にマッチした良い会社があったら、ためらわずに応募してください。

欠員が出やすい4~6月がチャンス

4月は企業の採用枠が増え動く人が多い分、欠員も出やすいため、その補充で6月くらいまで転職市場の活況が続きます。倍率が高く枠が少ない自社開発企業も、この時期には募集するところがあるので狙い目です。下半期(10月~)になると採用基準は上がってしまうので、期が早いうちがチャンスでしょう。

契約更新のタイミングは考慮しなくて良い

契約更新のタイミングは考慮せず、プロジェクトの途中で抜けてもかまいません。自社の契約のことを配慮して、良い求人のタイミングを逃すことは大きな機会損失です。SESは個人がプロジェクトに責任を負うことはないので、自分のキャリアアップの方が優先です。

書類対策|評価されるSES職務経歴書の書き方

SESスキルシートをそのまま流用しない

SESエンジニアであれば、現場面接の際に提出するスキルシートを持っていると思いますが、それをそのまま職務経歴書に流用するのはNGです。作業ベースで言語や技術を羅列してあるだけでは不充分で、大手SIerならばまず書類選考を通過できないでしょう。

プロジェクトで大変だったこと、工夫したこと等、採用担当者に積極性と主体性が伝わるような具体的エピソードを付け加えたいところです。

リーダー経験は役職ではなく行動で記載する

単に役職名を記載するのではなく、数値を取り入れつつ、具体的に何をして、どうなったのか行動をアピールしてください。たとえば「10名のチームを率いて進捗管理を担当」「テスト自動化の導入を提案し、納期遅延リスクを解決」「予定より1週間早くプロジェクトを完遂」などです。

行き先ごとに評価される書き方に最適化する

すべての会社に同じ職務経歴書を出すのではなく、それぞれの行き先ごとに強調ポイントを変えるなど、アレンジを工夫してください。

書き方が分からなかったら、専門家に相談するのも手です。キッカケエージェントではエンジニア向けの履歴書・職務経歴書フォーマットを無料でプレゼントしているほか、経験豊富なアドバイザーによってキャリア相談から求人提案、面接対策まで一貫してサポートを受けることができます。

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面接対策|不信感を与える回答を避ける方法

NG回答を先回りして対策する

面接の質疑応答には予習が不可欠です。高確率で採用が見送りになってしまうようなNG回答と改善点を事前に叩きこんでおき、失敗しないようにしましょう。

転職理由に前向きな必然性をもたせる

なぜ転職しようと思ったのですか、という質問は定番ですが、年収が低い、将来が見えない等のネガティブな回答は避けましょう。新しい環境でスキルアップしたいという前向きな理由と、そのために御社を選んだという必然的な動機を伝えてください。

結論 → 理由 → 具体例の順番で答える

質問への回答は、まず結論から答えてください。だらだら長い前置きはNGです。結論だけだと厚みがなくぶっきらぼうな印象になるため、その後に理由を延べ、具体例があれば添えます。

面接に自信がなく不安な方は、転職エージェントに相談してみるのがいいでしょう。キッカケエージェントでは、企業の内情に詳しいプロによる個別の面接対策が受けられますので、お気軽にご相談ください。

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内定~退職|SES特有のトラブルを回避し円満退職する

オファー面談で確認すべきことを把握する

次の企業から内定をもらったら、退職の準備に入ります。オファー面談で入社予定日を決めますが、このとき今の会社の退職日と入社日の間が空かないようにうまくスケジュール調整を行うのが肝心です。また就業場所や業務内容についてもしっかり確認し、入社後「話が違った」とならないようにしましょう。

自社の上司に退職の意思表示をする

円満退職のためには、まず自社の上司に退職を報告する、という順番を守ることが大切です。現場の担当者には、自社の営業から伝えてもらいます。SESではふだん接している現場の人の方が相談しやすいかもしれませんが、自分から先に現場担当者に言わないように気をつけましょう。

退職代行は原則使わない

契約期間中やプロジェクトの途中での退職について咎められたり、引き止められたりするかもしれませんが、断固として断ってください。退職代行の利用は原則避け、非常時だけの手段としましょう。

業務の引き継ぎを行う

円満退職のために、最後まで手を抜かずに業務引き継ぎを行います。引き継ぎ項目を可視化し、資料・マニュアルを作成し、後任担当者にマンツーマンで説明する時間を取りましょう。口頭だけの説明、ただマニュアルを渡すだけで終わらせないようにしてください。

FAQ|SESからの転職でよくある質問

Q.SESに将来性はありますか?

A.商流が深い企業は淘汰される可能性がある

IT市場の拡大やエンジニア不足により需要の継続は見込まれるので将来性が低いとはいえません。しかし、3次請けや4次請けなどの単純なプログラミングやテスト作業はAIに代替されていくことも予想され、商流が深いSES企業は淘汰されていく可能性があります。

Q.転職できるのは何才まで?

A.ポテンシャル採用は35才までが目安

たとえば、リーダー経験がないがコミュニケーション力の高さを買ってリーダークラスに抜擢する、といった、ポテンシャルを見込んだ採用は30代後半だと厳しいです。実績とスキルに応じた採用であれば、40代や50代でも転職は成功するでしょう。

Q.転職活動を進める時間が取れないときはどうすればよい?

A.まずはカジュアル面談から始めましょう

カジュアル面談は、本番の選考プロセスとは違い、リラックスした雰囲気で気軽に参加できることが特徴です。19時以降にも多く開催されているため、日中時間が取れない人も参加しやすいでしょう。転職エージェント経由で申し込むのがおすすめです。

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SESでの経験を活かし次のキャリアへ進める

SESから転職できないといわれることもありますが、SESで培ってきたスキルや経験は無駄にならず、SIerや自社開発企業にも活かせます。明確にキャリア戦略を立て、良い求人があったらすぐに動くことで、商流アップ、スキルアップ、年収アップを目指しましょう。

キャリアアップのため転職を考えるエンジニアの皆様へ

株式会社キッカケクリエイション
ITエンジニア専門のキャリアアドバイザー
毛呂淳一朗(Moro Junichiro)
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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、

①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方

上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。

最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。

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