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SESから自社開発企業への転職は難しい?転職成功の事例を解説!

「自社開発に興味があるけど、SESからの転職は難しい?」

「SESから自社開発企業に転職できた事例はある?」

SES企業では切り出されたタスクの消化に終始しやすく、キャリア形成や年収アップに限界を感じがちです。その結果、企画から開発、運用まで一貫して携われ、市場価値も高まりやすい自社開発企業に転職しようと考えるエンジニアが多々見られます。

結論から言えば、SESから自社開発への転職は十分に可能ですが、現在の市場環境では入念な戦略と対策が必要です。

この記事では、SESから自社開発企業への転職をするにあたって必要な対策や、自社開発企業の選び方についてまとめています。キッカケエージェントでは企業選びの方法や面接対策、書類の添削などをサポートしているので、自社開発企業への転職を考えている方はあわせてご相談ください

SESから自社開発企業への転職は可能だが難しい

SESから自社開発企業への転職は可能だが難しい

求人数が少なく倍率は高い

自社開発企業は、その人気の高さに対して募集枠が限られているため、必然的に採用難易度は高くなります。特に知名度の高いWeb系企業では、1名の採用枠に対して数百人の応募が殺到することも珍しくありません。人によっては「40〜50社ほど応募して、ようやく数社の内定を得る」というケースも現実的に起こり得ます。

特にWeb系の自社開発企業は、昨今における市場環境の変化により、採用基準が厳しくなっています。狭き門を通過するためには、技術を身につけるだけでなくコミュニケーション能力やマネジメント経験など、業務をスムーズに遂行する力も必要です

即戦力志向で求められるスキル水準が高い

自社開発企業は、単に技術があるだけだと内定獲得が困難です。高い水準の技術があることは大前提として、以下のスキルや要素も求められます。

  • 主体性や積極性
  • シンプルかつ明確なコミュニケーションスキル
  • 企業や事業、プロダクトへの具体的な興味関心

自社開発企業では、自社製品を開発したり改善したりして市場で売り上げる必要があります。したがって、与えられたタスクをこなすだけでなく、プロダクトの課題を自ら発見し、改善提案を行う能力が求められます。また、製品企画会議などで発言するときは流れを止めず、結論ファーストで分かりやすく話せる能力も重要です。5W2Hで具体的に説明することを心がけましょう。

自社開発企業では、面接で取り扱う製品やサービスへの興味関心も問われます。単に「プロダクトが面白い」だけでなく、競合と比較してなぜその企業に魅力を感じるのか、プロダクトの課題に対しどのように貢献できるかを具体的に伝える必要があります。

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SESと自社開発企業の違い

SES自社開発
ビジネスモデル多重下請けとマージン構造特定のプロダクトやサービスを自社で実施
得られる経験切り出されたタスクの深堀・プロダクトの要件定義や技術選定などの上流工程
・リーダーやマネジメントの経験
働き方フルリモート勤務は難しいリモートワークの比率が高い
年収・商流が深い:400~500万円
・商流が浅い:500~1,000万円以上
500~800万円
評価基準経験年数や年齢技術力、事業やサービスに対する興味関心、解決能力、コミュニケーション能力などを総合的に評価

ビジネスモデル

SESと自社開発企業では、ビジネスモデルが根本的に異なります。そしてビジネスモデルの違いが、エンジニアとしての働き方や得られる経験にも大きく影響します。

まず、SESのビジネスモデルは多重下請けとマージン構造です。顧客企業からシステム開発業務を直接受けるのではなく、元請けSIerや、さらに二次請け、三次請けから業務を受ける多重下請け構造の中で案件に参画するケースがほとんどです。商流が深くなるほど間に挟まる企業が増えマージンが取られるため、エンジニアの年収が低いままで停滞しやすい傾向があります。

一方で自社開発企業は、特定のプロダクトやサービスを自社で企画から開発、運用まで行い、直接ユーザーへの価値提供を目指します。そのため、開発した機能に対するユーザーからのフィードバックを迅速に得られ、意見を基に改善を重ねる「リリースサイクルが速い」開発体制が整っているケースは多いです

得られる経験

SESの商流が深い案件では、要件定義や基本設計などの上流工程、運用まで一貫した経験を積むのが難しい傾向です。多くの場合、すでに切り出されたタスクをこなす業務が中心となります。特に三次請け以降の案件が多いSESでは、リーダーやマネジメントの経験も積みにくいです。ただし、商流の浅い案件であれば、4〜5名程度の現場リーダーや基本設計からの経験を積むチャンスは十分にあります。

自社開発企業の場合、プロダクト全体に対する要件定義や技術選定など上流工程から深く関わる機会が多いです。また、アジャイル開発(スクラム等)を前提としている場合が多く、開発後の運用状況やユーザーからの反応を直接見届けられます。自社開発企業では、技術力はもちろん、自分から課題を見つけて解決する能力や、シンプルで分かりやすいコミュニケーション能力も求められます。

働き方

働き方の自由度:リモートワークの現状

SESの場合、客先常駐が基本となる案件ではリモート勤務の調整が難しいケースも少なくありません。しかし、エンドユーザーから直接案件を受注している企業や、自社内に持ち帰って開発を行う企業であれば、地方在住者でもフルリモートで参画できる案件を抱えている場合があります。

一方、自社開発企業(特に上場企業や一定のシェアを持つSaaS企業)では、優秀な人材確保のためにリモートワークを標準化しているケースが多く、SESと比較して働き方の自由度は高い傾向にあります。

年収

SESの場合、商流の深い案件が多いと年収が停滞しやすい傾向です。一方で、エンド直請けの案件が多いSES企業は、年収レンジが500万円~1000万円以上と高く、自社開発企業と変わらないレベルになることもあります。

自社開発企業の年収レンジは、一般的に500万円~800万円です。非IT系の事業会社でも、大手メガベンチャーと同程度か、それ以上の年収を提示するケースが増えています。

評価基準

評価基準について、SESは経験年数や年齢でスキルが評価されやすい側面もあり、高いスキルを持っていても経験年数が浅いと適切な評価が得られないケースもあります。

自社開発企業は技術力を含めた、事業やサービスに対する興味関心、自ら課題を見つけて解決する能力、コミュニケーション能力などが総合的に評価されます。

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SES企業から自社開発企業へ転職するメリット

SES企業から自社開発企業へ転職するメリット

年収の向上および安定化

SESから自社開発企業への転職は、一般的に大幅な年収アップが見込めます。特に商流が深い(三次請け以降)SESの場合、平均年収は400~500万円で停滞しがちですが、自社開発企業への転職によって100万〜200万円単位の年収アップを実現するケースは珍しくありません。

ただし、年収アップを目的とする場合、必ずしも自社開発企業だけが唯一の正解ではありません。近年では、元請け・二次請け案件や大規模案件への参画がメインの優良SES企業へ転職することで、ワークライフバランスや市場価値の高い経験が積めるといった転職成功事例も増えています。

キャリア形成

  • 一つのサービスに長期間深く関わる
  • 主体性と積極性が求められる
  • 技術選定へ関与できる
  • レベルの高いエンジニアと協業

自社開発企業では、SESで困難とされる「システム全体の要件定義から運用・改善」まで一貫して携わることが可能です。プロダクトの成長を直接見届け、実ユーザーのフィードバックをもとに改善を繰り返すことで、技術がどう事業に貢献するかを肌で感じることが可能です。

また、決められたタスクを消化するだけでなく、プロジェクトの課題を自ら見つけて改善提案を行うなど、能動的な行動が求められます。自社開発企業なら上流工程から携わることで技術選定の経験を積んだり、技術レベルの高いエンジニアと協業し自身の技術力を高めたりしやすい環境が整っている場合も多いです

働き方の自由度向上

自社開発企業はSESに比べて残業のコントロールがしやすく、休日出勤が発生しにくい点も特徴です。基本的には自社でリリーススケジュールを管理しているため、無理な納期設定を回避しやすく、ワークライフバランスを保ちながら高いパフォーマンスを発揮できる環境が整っています。

ただし、商流が浅い案件がメインのSESでも、自社開発企業と同様に働き方の自由度が高いケースもあります。クライアントとの強い信頼関係やチーム参画であるメリットを活用し、柔軟な勤務形態を実現しているエンジニアも増えています。

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SES企業から自社開発企業への転職の流れ

SES企業から自社開発企業への転職の流れ

不足している技術の習得

  • 開発言語
  • クラウド技術
  • 上流工程とマネジメント経験

開発言語

自社開発企業の選考では、単に「使える」だけでなく、モダンな開発環境に適応できるかどうかが重視されます。学習の入り口として、JavaScriptやTypeScriptは、視覚的なフィードバックが得やすくモチベーション維持につながるためおすすめです

Javaも依然としてBtoCサービスの大規模開発や基幹システムで広く利用されています。Javaの深い知見に加え、モダンなフレームワーク(Spring Boot等)やリーダー経験があれば、有名Web系企業へのキャリアパスも現実的になります。

クラウド技術

自社開発企業の多くは、AWSやGoogle Cloud、Azureなどのクラウド利用が前提です。インフラエンジニアに限らず、開発エンジニアであっても「クラウド上でどう動くか」を意識した実装力や、マネージドサービスの活用知識が求められます。

上流工程とマネジメント経験

詳細設計以降のコーディング業務だけでなく、基本設計や要件定義といった上流工程の経験は、AI時代においてますます重要性が高まっています。SESの現場であっても、可能な限り自ら手を挙げて設計業務や小規模なチームリードを経験しておくことが、自社開発転職への強力な武器になります

ポートフォリオや技術の棚卸し

自社開発企業に応募する前に、自身のポートフォリオや技術を棚卸し、強みを洗い出しましょう。自身の強みを把握できれば、企業選びの軸ができたり面接で自信を持って答えられたりします。職務経歴書を書く場合、単に技術を羅列するのではなく、「なぜそのアクションを取ったのか」「どのような課題に対し、どのように貢献したのか」を具体的に示す必要があります。

プロジェクトで困難だったことや、それを乗り越えるために工夫した点など、自身の思考プロセスと貢献度を明確に言語化できるよう、経験を棚卸ししておきましょう。また、SESのスキルシートは転職活動には不向きなので、自社開発企業向けにカスタマイズした履歴書や職務経歴書が必須です

非公開求人やポテンシャル枠を活用する

自社開発企業は募集枠が少なく人気もあるため、一般的な応募での内定獲得は非常に困難です。少しでも書類通過率や内定獲得率を上げるため、以下の枠を活用しましょう。

  • 非公開求人
  • ポテンシャル枠

非公開求人

大手企業や優良企業では、SNSなどでは見つけにくい「コンフィデンシャル枠」と呼ばれる非公開求人が多く存在します。非公開求人は、企業が採用コストをかけずに優秀な人材を確保したい、または緊急で採用したい場合に発生します。

非公開求人は、企業の役員や社長と直接つながりを持つ転職エージェントを通じて得られるケースが一般的です

ポテンシャル枠

ポテンシャル枠は、経験2~3年程度のジュニア層や、キャリアチェンジ希望者向けの採用枠です。特に年度初め(4月~6月頃)は、大手のコンサルティングファームや自社開発企業で、募集されることがあります。

ポテンシャル枠は早い者勝ちとなる傾向が強いため、情報収集をしつつ日頃から準備しておく必要があります。キッカケエージェントでは、非公開求人やポテンシャル枠の情報も多数保有しているので、有利に自社開発企業への転職活動を進めたい方はご相談ください

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面接対策

自社開発企業の面接では、技術的な知識だけでなく、「あなたが入社して、当社の事業やプロダクトにどう貢献してくれるのか」などの視点が重視されます。したがって、以下の点に注意して話すようにしましょう。

  • 「利他のマインド」で話す
  • 「なぜ」を深掘りする
  • 企業や事業およびプロダクトへの興味関心を示す
  • 伝わりやすさを意識する

「利他のマインド」で話す

自社開発企業では、「自分のスキルアップがしたい」「リモートワークで柔軟に働きたい」などの自分本位の回答はNGです。

自社開発企業ではサービスやプロダクトがすべてです。「お客様にとって」「事業やサービスにとって」「自社の組織にとって」などの主語で、いかに貢献できるかを具体的に話しましょう

「なぜ」を深掘りする

自社開発企業ではサービスやプロダクトに対し、主体的に考える能力が求められます。SES時代における自身の行動や技術選定の理由を明確に説明できるよう準備しましょう。

「お客様が決めたから」「上司が決めたから」などの回答は、主体性がないと見なされ一発で不採用となる可能性があります

企業や事業およびプロダクトへの興味関心を示す

自社開発企業では、中長期的にサービスに関わる前提で採用しているため、企業そのものや事業、プロダクトに興味があり長く在籍してくれるエンジニアは好まれます。志望する企業の事業やプロダクトの具体的な課題を挙げ、それに対して自身がどのように改善提案し、貢献できるかを具体的に述べましょう。競合との比較を交えると、より説得力が増します

「入社後1年、4~5年後に、御社のプロダクトに対してこういう課題に対してこういう貢献をしていきたい」など具体的なビジョンを示すのも効果的です。

伝わりやすさを意識する

自社開発企業ではコミュニケーションスキルも重要視されます。結論ファーストで分かりやすく、簡潔に話す練習をしましょう。

面接の話が長くなると、コミュニケーション能力が低いと判断されるリスクがあります。だらだらと話すのではなく、端的に要所をまとめて伝えられるよう準備をしましょう。

自社開発企業の選び方

自社開発企業の選び方

企業の開発実績や開発環境

エンジニアとして持続的に成長するには、開発効率の向上を「事業への投資」として捉えている企業を選びましょう。例えば、モダンな開発環境には技術選定の根拠があり、リリース速度や品質を担保するための手段として機能しているかを確認できるとよいです。

モダンな技術スタックを採用している企業であれば市場価値を高めやすい一方で、JavaやC#などであっても、大規模なBtoCサービスを手掛ける企業であれば、設計力を磨くチャンスがあります。「レガシーだから避ける」のではなく、基本設計やリーダー経験が積める環境であるかや、インフラからSREといった垣根を越えてキャリアを広げられる風土があるかを確認しましょう。

社風と働き方

経営層や従業員のITリテラシーが高い企業は、新しい技術への投資や開発文化への理解が深く、本質的な業務に集中しやすい傾向にあります。また、「半年~1年ごとにどのような経験を積み、2~3年後にどのようにキャリアアップしていくのか」など、具体的なロードマップを提示してくれる企業は従業員のことを考えており安心できます。あわせて、企業選びでは他のエンジニアの技術力も重要です。一緒に働くエンジニアのレベルが高い環境では、学びが多く、自身の成長につながります。

逆に「経営層が長時間労働を好む」「お客様のITリテラシーが低い」「一緒に働くエンジニアのレベルが低い」「小規模や短納期案件ばかり手掛ける」などの企業は成長が鈍化しやすいため注意が必要です。また、「仕事が簡単すぎる」「新規開発やリプレース経験が積めない」などの「ゆるブラック企業」も将来的にスキルが陳腐化するリスクもあるため候補から外しましょう

社内SEの場合、開発業務の範囲や社内でのIT部門の立ち位置、適切な人員配置がされているかなどを確認しましょう。IT部門が低く見られている企業も経験が積めなかったり正当な評価を得られなかったりするため、避けるべきです。

将来性

事業が継続的に成長しているかを事前に見極めることも、企業選びで非常に重要です。売上や利益の伸び率、SaaSであればチャーンレート(解約率)、資金調達の状況などを確認し、事業が継続的に成長しているかを事前に見極めましょう。また、IT業界ではM&Aが活発で、所属企業が買収されたり事業部が売却されたりする可能性もゼロではありません。

どのような環境変化があってもスムーズに転職できる「市場価値の高いスキル」を身につけることが最大の防御となります。10年、20年先もエンジニアとして第一線で活躍し続けられるよう、中長期的な視点でキャリアを選択しましょう

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まとめ

SESから自社開発企業への転職は、エンジニアとして飛躍するための大きなチャンスです。しかし、倍率の高い人気企業の内定を勝ち取るには、現在の市場動向に合わせた「戦略的な実績の伝え方」と「精度の高い企業選び」が欠かせません。

そして「今のスキルで通用するのか?」「本当に成長できる環境はどこか?」と一人で悩む必要はありません。あなたの現在の状況や技術への情熱に合わせた最適なルートは、必ず存在します。まずは自身の市場価値を客観的に把握し、キャリアの可能性を広げる一歩を踏み出しましょう。

キッカケエージェントでは、各企業のテックリードや採用責任者から、現場の技術課題や求める人物像を細かくヒアリングしています。求人票には載らないような「開発現場のリアル」を把握しているため「まずは情報収集だけしたい!」といったご相談も大歓迎です。

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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、

①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
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上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。

最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。

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