
SIerからの転職を考えている方にとって、転職先企業の選定と転職活動を成功させる方法が、もっとも気になることではないでしょうか。
本記事では、自分に相応しい転職先企業の選び方、選んだ企業への転職に成功するためのポイントを詳しく紹介します。
SIerからの転職を検討中の方に役立つ内容なので、ぜひ最後までお読みください。
目次
結論は、「技術力に固執せず商流の浅い優良企業」を転職先にするとよいでしょう。エンジニアという職業柄、自分の技術力をさらに向上させるために転職を希望される方も多いかと思います。そのため、より技術力の高い企業への転職を考えがちです。
技術力の高さにフォーカスした企業選定も間違いではありません。しかし、それ以上に転職先企業を選定する際に重要なことは、「商流の浅い優良企業」を選ぶことです。
一般的に、システム開発のプロジェクト体制は、ピラミッド構造になっています。いちばん頂点に位置する企業が元請けであり、その下に二次請けや三次請けがあるという構造になっています。
この構造の中で、もっとも売上が多くかつシステム開発に関するさまざまな業務を経験できる企業は元請け企業です。そのため、元請け企業は収益性も高いことから報酬も高く、かつ業務を通じてさまざまな技術を習得できます。そういった理由から、「商流の浅い優良企業」を、転職先として選ぶとよいわけです。
元請け企業を選ぶにあたっては、事業内容やシステム開発プロジェクトでのポジショニングを知ることが大切です。キッカケエージェントは、エンジニアに特化した転職エージェントであるため、これらの企業情報をお伝えできます。

転職先の企業を探すにあたっては、まず転職理由を整理することから始めましょう。転職理由によって、自分に合った転職先が変わるためです。
たとえば、自分のスキルアップのために転職するのであれば、求めているスキルを習得できる環境が整った企業を選ぶ必要があります。また、収入や福利厚生面に不満があることが転職理由であれば、求めている待遇条件を満たす企業を転職先に選ぶ必要があります。
家庭内の事情が転職理由となるケースもあります。たとえば、子どもの教育や親の介護のために、子どもの学校や実家の近くで働かなければならないといった事情もあるでしょう。
転職の軸とは、転職先を選ぶ際に絶対に譲れない条件のことを指します。転職の目的と呼ばれる場合もあります。
転職の軸を決めるには、将来なりたい姿を明確にしましょう。そのうえで、今やるべきことを洗い出します。将来とは現在から3~5年後をイメージするとよいでしょう。
つまり、3~5年後に自分がなりたい姿になるため、今自分が何をなすべきかを決めるわけです。ここで決めたものが「転職の軸」となります。
転職先企業を選ぶ際に、重要な条件となる「転職の軸」。自分一人で考えるよりも、誰かと話し合いながらの方が効率的に見つかります。
キッカケエージェントには、転職のプロフェッショナルというべき担当者が多数います。担当者と相談することで「転職の軸」が決めやすくなります。ぜひ、一度ご相談ください。

転職理由が整理され転職の軸が決まれば、今後のキャリア戦略も固まり、この戦略ごとにフィットした転職先を探します。
年収と将来の安定性を望むのであれば、大手SIerの中でも元請けSIerへの転職をおすすめします。
前述のとおり、元請けSIerはシステム開発プロジェクトの最上位に位置付けられます。そのため、売上額も多くなることから、一般的に二次請けや三次請けの企業に比べて高収入が期待できます。また、顧客とのつながりも強いことから、コンスタントに案件が受注でき、安定して仕事が続けられる環境にあるといえます。
WLB(ワークライフバランス)を重視した生活を送りたいと考えているのであれば、非IT事業会社のDX内製化枠にある企業がおすすめです。
つまり、メーカーや商社などの企業にある、自社システムの開発・運用を行う部署に転職するということです。自社システムであることから、余裕を持った開発スケジュールに調整しやすいためです。そのため、ワークライフバランスの取れた働き方がしやすいでしょう。
ITコンサルは、顧客企業の経営課題に対して、ITを活用して解決する職業です。
顧客となる企業の業種は広範囲にわたり、また企業経営についての知見や経験もITコンサルには必須であることから、ビジネス力全体をスキルアップすることが可能です。
自分の技術力をさらにブラッシュアップしたいと考えて転職を希望する場合には、Web系のメガベンチャーがよいでしょう。
メガベンチャーとは、革新的な技術やビジネスモデルを武器に、急成長をはたした大規模なベンチャー企業を指します。そのため、自分の技術力アップにつながるでしょう。
IT業界にはさまざまな業態の企業があります。キッカケエージェントでは、これらの企業の事業内容を速やかに提供できます。

20代でSIerからの転職を考えている方は、良い求人が見つかり次第、転職することをおすすめします。
理由は2点あります。1点目は、20代の前半であれば、今までの経験やスキル以外に、自分のポテンシャルを見込んで採用されるケースがあるためです。そのため、現職と異なる業種や職種にチャレンジできるチャンスがあります。
2点目は、転職先の企業への順応性の高さです。一般的に、若ければ若いほど新しい仕事を覚えやすいといわれています。そのため、転職後にスムーズに仕事を覚えることができるといったメリットがあります。
30代前半でSIerからの転職を考えている方は、現職でのリーダー経験の有無によって転職へのアプローチが変わってきます。
30代前半に企業が期待することは、「即戦力として働けること」「リーダーシップを取ってチームをまとめること」の2点といえます。
そのため、リーダー経験がある場合には、転職先で必要とされるスキルが多少不足していても、転職に成功することが期待できます。
一方、リーダー経験がない場合には、転職先で求められているスキルや実務経験がないと、転職に成功することが難しいかもしれません。
35歳以降の年齢で転職を考えられている方は、マネジメントまたはスペシャリストとしてのスキルや実務経験がないと、転職に成功する確率は低くなるでしょう。
35歳以上の採用では、マネジメント力が重視されます。また、転職後すぐに成果を出せる専門性も求められます。
マネジメント力または即戦力としての高度なスキルや知見がない場合には、35歳以降での転職は苦戦するでしょう。
採用企業側が転職志望者に求める能力や経験は、年齢によって変わってきます。そのため、自分の年齢にあった戦略を立てて転職に臨むことが大切です。キッカケエージェントでは、転職志望者の年齢ごとに採用企業側が何を求めているかという情報を提供できます。

転職活動において、採用企業側に提出する書類にはいくつかありますが、その中でも特に重要なものは職務経歴書です。
職務経歴書は、今までの経歴が簡潔かつ明確に記載されていることがポイントです。具体的には、「成果物」「関与工程」「役割」「規模」で整理するとよいでしょう。どのような内容を記載すればよいかは、下表を参照ください。
| 記載項目 | 記載すべき内容 | 記載例 |
| 成果物 | 担当したプロジェクトのシステム開発プロジェクト名 | Aシステムの開発 |
| 関与工程 | 担当したフェーズ | 基本設計 |
| 役割 | 担当者・リーダーなどの役割 | Bチームのチームリーダー |
| 規模 | 開発工数 | 1000人月 |
ドキュメント作成力や、ステークホルダーとの調整力については、言葉で表すことが難しいものです。そのため、誰もがイメージしやすいように、実績ベースで行ったことを具体的に記載するとよいでしょう。
たとえば、「Aシステムの基本設計書500ページのうち、Bサブシステムの基本設計書100ページを作成した経験があります」という風に表すとよいでしょう。
技術スタックとは、アプリケーションシステムを開発する際に利用する技術の集合体を指します。具体的には、「プログラミング言語」「開発ツール」「ライブラリ」といったものが含まれます。
今まで自分が実務で経験したことがある、プログラミング言語や開発ツールなどについては、職務経歴書には具体的かつ細かく記載しましょう。
採用企業側から評価される職務経歴書を書くためには、いくつかのコツがあります。キッカケエージェントでは、転職に成功するための職務経歴書の書き方をお伝えできます。

面接に合格するためには3つの対策が必要です。1つめは、採用企業側が納得感を持って受け入れられる転職理由を述べることです。
なぜ、ウチの企業に転職したいのか、その必然性を論理的かつストーリーとして伝えることがポイントです。
たとえば、「事業方針や事業内容が、私が求めている方向性と同じため共感を持ちました」「私は常に新しい技術を学びたいと考えており、新しい技術を積極的に取り入れているところに魅力を感じました」といった内容です。
採用志望企業ごとに、転職希望者に期待していることはまちまちです。たとえば、「ある技術に精通していること」「リーダーシップを取ってチームをまとめること」などが挙げられます。
そのため、面接を受ける企業ごとに、転職希望者に期待されていることを踏まえて、臨機応変に質問に対して回答することが重要です。
採用面接の場では、面接官からの質問に対して回答するだけではなく、自分の方から逆質問をするとよいでしょう。
転職後に任される業務内容や待遇など、分からないことや疑問点があるときには、面接の場を上手に活用して確認をしましょう。不明点や疑問点を抱えたまま入社すると、採用企業側と自分の間でミスマッチが生じることがあります。
このようなミスマッチを回避するために、面接の場で逆質問することをおすすめします。
面接に合格するためには、いくつかのポイントがあります。キッカケエージェントでは、これらのポイントの提供や、擬似面談の対応も行っています。ぜひ、ご相談ください。

オファー面談とは、企業が内定を出した応募者に対して、内定承諾前後に実施される面談です。オファー面談は、必ずしもすべての企業で行われているわけではありません。
オファー面談を行う主な目的は、労働条件の最終的な合意や、仕事内容の確認などです。オファー面談では労働条件を確認しましょう。特に年収内訳(給料、ボーナスなど)と平均的な残業時間は必ず押さえます。
実際に入社した後で、採用企業側と自分の間でミスマッチを起こさないようにするためです。
入社を承諾する前に、自分が配属される予定のチームリーダーや、メンバーと一度顔合わせをするとよいでしょう。
配属されるチームのリーダーやメンバーとの相性を確認するためです。顔合わせをすることで、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
現在勤めている会社への退職交渉は、「相談」ではなく「報告」として伝えましょう。すでに次の会社に転職することを決めているため、相談の余地がないからです。
また、万が一相談として交渉してしまうと、引き留められる可能性があり、退職しづらくなってしまうためです。

一般的に、年収600万円までの外資系SIerやコンサルティング会社であれば、英語力が必須ではないようです。むしろ、技術力やリーダーシップが求められる場合が多いといわれています。
ただし、あくまで一般論にすぎないため、必ず転職希望先企業の募集要項を確認しましょう。
コロナ禍のときには、フルリモートを採用した企業も少なくありませんでした。しかし、コロナがおさまるにつれて、リモートと出社のハイブリッド型の働き方をする企業が増えています。そのため、フルリモートを採用する企業を探すのは難しいといえるでしょう。
転職希望の企業が求めているスキルや経験が不足している場合には、35歳以降に正社員として復帰することは、かなり難しいと言わざるをえません。
上記以外にも、実際に転職活動を始めると、さまざまな疑問点が出てくるでしょう。キッカケエージェントは、エンジニアに特化した転職エージェントです。そのため、エンジニアの転職に関する疑問であれば、ほとんどのことに回答が可能です。
本記事では、SIerからの転職を考えている方を対象に、転職先の選び方、転職活動年代ごとの転職タイミング、転職活動における書類や面接対策について詳しく解説しました。
転職をするにあたって重要なことは、自分自身の市場価値を活かして、後悔しないキャリア選択をすることに尽きます。
ぜひ、本記事で解説した内容を踏まえて、転職活動に取り組んでみましょう。
今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、
①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方
上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。
最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。