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社内SEへ転職したいエンジニアが知るべき4タイプの見分け方と内定率を上げる方法

社内SEへ転職したいエンジニアが知るべき4タイプの見分け方と内定率を上げる方法

エンジニアであれば「客先常駐ではなく、自社のシステムを腰を据えて育てたい」 「納品して終わりではなく、ユーザーの反応をダイレクトに感じたい」 「SIerの激務から抜け出し、ワークライフバランスを整えたい」といった想いを持ち、一度は社内SEへの転職を考えたことがあるのではないでしょうか。

一般的に社内SEは、納期に追われることが少なく、安定しており、自社ビジネスに貢献できるというポジティブなイメージがあります。しかし一方で企業によって求められる役割やスキルセットが違う為、入社後にミスマッチが多く発生している職種でもあります。

その為、本記事では曖昧な「社内SE」という職種を4つのタイプに分解し、あなたの経験がどこで活きるのかを明確にし、求人票や面接で見抜くべき「ブラック社内SEの回避法」や内定を勝ち取るための具体的な戦略までを網羅的に解説します。

目次

社内SEの4つのタイプと業務内容を正しく理解する

社内SEの4つのタイプと業務内容を正しく理解する

1.インフラ・ネットワーク特化型

1つ目は社内インフラやネットワーク設計・構築をはじめとしたインフラ整備に特化しているタイプです。社内ネットワークの構築・運用、サーバー管理、セキュリティ対策の立案・実行など幅広く役割を担います。

インフラエンジニアとしての経験がある場合、即戦力として最も評価されやすい領域です。近年では、オンプレミス環境からAWSやAzureへのクラウド移行プロジェクトや、ゼロトラストネットワークの構築といったモダンな技術に携わるケースも増えており、技術的な専門性を維持しつつ、自社システム基盤を支えるやりがいがあります。

2.システム企画・上流工程型

システム企画・上流工程型は、事業会社の情報システム部のようにシステム企画や商談・要件定義を担うタイプです。自分でコードを書く事は少なく、経営層や現場部門(営業、経理、人事など)から課題をヒアリングし、それを解決するためのIT戦略を立案する事が多くなります。

実際の開発や導入は情報系子会社や外部ベンダーに委託することが多く、ベンダーコントロールや要件定義を正確に行う力が求められる為、PL・PM経験がある方や顧客折衝が得意なエンジニアに向いているタイプです。一方で自分が手を動かして開発をしたい人には向いていません。

3.開発特化型

自社で利用する業務システムや顧客向けSaaSの展開、アプリ内製化している企業などで求められるタイプです。社内SEの中でも一番開発主体の立ち位置になります。

外部ベンダーに頼らず社内のエンジニアチームで開発を進める為、自分でコードを書いたり、モダンな言語やフレームワークに触れられる機会も豊富です。技術力そのものが評価軸になるため、プログラミングスキルを磨いてきており今後も高めていきたい方にとっては、最もギャップが少なく、かつ技術者としての市場価値を高めやすい為、キャリアアップもしやすいです。

4.ヘルプデスク・SaaS型

4つ目は企業内のIT関連の問い合わせや困りごとを解決するタイプの社内SEです。PCのキッティング、アカウント管理、SlackやZoom、M365などのSaaSツールの導入・管理、社員からの「PCが動かない」「ネットが繋がらない」といった問い合わせ対応など幅広い業務を担います。

「広く浅く」何でもこなす対応力が求められますが、専門的な技術スキルを深める機会は限定的になりがちです。人と接することが好きでホスピタリティを発揮したい方には向いていますが、「技術を突き詰めたい」という志向の方はミスマッチを起こしやすい為、注意が必要になります。

「自分はどのタイプに向いているのかわからない」「今のスキルで通用するタイプを知りたい」という方は、キッカケエージェントにご相談ください。元エンジニアのアドバイザーがあなたの経歴を棚卸しし、最適なポジションをご提案します。

ITエンジニア転職のプロに

現状確認|社内SEに向いているか判断する基準

現状確認|社内SEに向いているか判断する基準

技術力に加え総合力と調整力があるか

社内SEは「技術を使ってビジネス課題を解決する能力」が重視される為、技術力以上に総合力や調整力が求められます。例えばPCのキッティングやシステムの設計、社内ユーザーからの問い合わせ対応などの幅広い業務は総合力がないと対応できません。また、社内のユーザー部門はITの専門家ではない為、「なんか遅い」「もっと便利にして」といった抽象的な要望も多くあります。それらの要望を技術的な裏付けを持って具体的かつ現実的な解決策に落とし込む調整力も不可欠です。

リーダー・マネジメント志向があるか

社内SEはスペシャリストよりもゼネラリストやマネージャーの方が必要とされる傾向にあります。特に企画・上流工程型やインフラ・ネットワーク型の場合、将来的にはITシステムの企画や提案、IT部門の予算管理、ベンダー選定、メンバーマネジメントといった管理業務に比重が偏ります。「生涯いちプログラマーとしてコードを書き続けたい」という強いこだわりがある場合、一部の開発特化型以外では、キャリアの閉塞感を感じる可能性があるので注意が必要です。

現年収と市場価値のギャップを確認する

現在の年収と市場価値について把握し、社内SEに転職した場合の給与水準を正しく理解しておく事も重要です。社内SEは利益を生み出す直接部門ではない為、企業によっては評価の上限が決まっており、給与が下がるケースもあります。 一方でDX推進できるハイスキルな社内SEは市場価値が急騰しており、SIer時代よりも大幅に年収アップできる場合もあります。転職先によって大きく変わる為、自分のスキルの客観的な市場価値を知っておきましょう。

正しい市場価値は転職のプロで測る

自分の正しい市場価値を1人で測るのは非常に困難です。主観的な評価になりがちな為、自身の市場価値を正確に把握できていないケースも多い上に、社内SEは企業によって評価基準に違いがある為、正当な評価を受けるとは限りません。その為、自分の市場価値は必ず転職のプロに見てもらいましょう。キッカケエージェントではIT業界に特化している強みを活かし、豊富な転職データに基づいた市場価値の算出を行った上であなたを評価してくれる企業を提案できます。

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キャリア戦略|狙うべき社内SE業界

キャリア戦略|狙うべき社内SE業界

安定志向なら1000名以上の大企業

安定志向の場合、歴史ある大手メーカーや商社、金融機関などの社内SEを目指しましょう。組織体制が確立されており、役割分担も明確な為、安定的な働き方ができます。大規模な予算を動かすプロジェクトに携わることができ、福利厚生や雇用の安定性も抜群です。 一方で、使用する技術がレガシーであったり、意思決定のスピードが遅かったり、社内政治に巻き込まれやすい企業もあります。最新技術よりも、大規模システムを安定稼働させることに価値を感じる方におすすめです。

スキル志向ならメガベンチャーの情シス

急成長中のメガベンチャーやWeb系企業の情シス部門は、技術に対して感度が高く、新しいSaaSやクラウド技術の導入に積極的な企業が多いです。会社をスケールさせる為のIT基盤作りという意識の元、エンジニアとしてのスキルアップも望めます。 変化のスピードが速く、自ら課題を見つけて動く主体性が強く求められますが、その分、実績を出せば正当に評価されやすい環境です。

ひとり情シスや何でも屋のリスクを回避すること

最も注意すべきはITへの理解が乏しい中小企業のひとり情シスです。 「ITのことは全部君に任せる」と言いつつも「PCの設定から物品交換、Webサイトの更新まで全部一人でやってほしい」というケースが多々あります。予算もつかず、相談相手もおらず、休みも取れないといった環境ではキャリアアップはもちろんの事、ワークライフバランスも崩れてしまう為、安易に飛び込むのは危険です。

企業の内情を自分1人で調べるには限界があります。「求人票には良いことばかり書いてあるけど、実態はどうなの?」と疑問を感じる方はIT企業の内部事情に精通したキッカケエージェントにお問い合わせください。離職率や実際の働き方、上述したような何でも屋を求める企業の情報など、求人票の裏側の情報をお伝えできます。

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企業選び|ブラック社内SEを避ける見極め方

企業選び|ブラック社内SEを避ける見極め方

経営層と社員のITリテラシーを確認する

面接で「御社ではチャットツールは何を使っていますか?」「ファイル共有の方法は?」といった基本的な質問を投げかけてみてください。「連絡は基本電話かメール」「USBメモリでデータを渡している」といった回答が返ってくる場合、全社的なITリテラシーが低く、社内SEが「便利な何でも屋さん」扱いされるリスクが高いです。 また、経営層がITを「コスト」と見ているか、「投資」と見ているかも重要です。「IT投資にどれぐらい予算をかけていますか?」「どのような投資効果がありましたか?」という質問に対し、具体的な回答がない場合は要注意です。

技術環境と運用負荷を確認する

採用している技術や運用状況の確認をしましょう。具体的には「現在稼働しているシステムはどのように管理しているのでしょうか?また構成を教えてください。」と聞いてください。ドキュメントが存在しない、担当者しか仕様を知らない「属人化」が起きている場合、入社後にそのブラックボックスの解析と保守を一人で背負わされる可能性があります。 また、夜間や休日の障害対応の頻度や体制についても遠慮せずに確認すべきです。「持ち回りで対応している」のか「外部の監視センターに委託している」のかによって、ワークライフバランスは大きく変わります。

適切な人員配置と予算を確認する

IT部門の人数と、担当しているプロジェクト数を確認しましょう。明らかに人数に対してプロジェクト過多である場合、慢性的な長時間労働が常態化している可能性があります。 さらに、「一人当たりのPC調達予算」や「年間IT予算」についても探りを入れてみましょう。エンジニアに低スペックなPCを支給するような企業は、ITエンジニアのパフォーマンスに対する理解が欠如している可能性が高いです。

エンジニア特化のエージェントを活用する

これらの情報を応募者個人が面接ですべて聞き出すのは不可能に近いです。聞き方によっては「扱いづらい人」と思われるリスクもあり、損してしまう可能性もあります。 だからこそ、IT専門の転職エージェントを活用して情報を集めるべきです。キッカケエージェントでは元エンジニアのアドバイザーがIT業界の知見を活かしてブラックな社内SEの内情を見極めた上で優良企業を提案できます。

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書類対策|評価される社内SE職務経歴書の書き方

書類対策|評価される社内SE職務経歴書の書き方

技術スキルだけでなく業務改善の実績を定量化する

社内SEでは「その技術で何を変えたか」が重要です。 例えば、「販売管理システムを開発」ではなく、「販売管理システムのリプレイスにより、入力業務を月間20時間削減」「AWSへの移行を提案し、サーバー維持費を年間15%コストダウン」といったように、ビジネスへの貢献を数字で記載し定量化して伝えましょう。

ベンダーコントロールや折衝経験を具体的に記載

「顧客との要件調整」「スケジュール管理」「パートナー会社への指示出し」などの経験を具体的に記載しましょう。 社内SE業務の多くは、社内外の関係者を巻き込んでプロジェクトを推進することです。「難しい要望をどう調整して着地させたか」というエピソードは、技術力以上に評価される強力な武器になる為、たとえプログラミングの実装経験がメインであっても必ず記載するようにしましょう。

ビジネスサイドなど非IT部門との連携をアピール

エンジニア以外の人たちと仕事をした経験があれば、必ず記載しましょう。 「営業部門と同行してシステムの使い方をレクチャーした」「業務部門に要件ヒアリングした」といった経験は入社後の「現場とのコミュニケーション」をイメージさせる重要なエピソードになります。

「自分の経歴をどうアピールすればいいかわからない」「どのように記載すれば良い伝わり方をするかわからない」そんな方は、キッカケエージェントにご相談ください。あなたの経歴を一緒に確認し、採用担当者に響きやすい書き方をレクチャーします。

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面接対策|社内SEで楽がしたいと思われない回答例

面接対策|社内SEで楽がしたいと思われない回答例

志望動機でワークライフバランスを強調しすぎない

社内SEになってワークライフバランスを充実させたいという想いは記載しすぎないようにしましょう。「残業が多すぎて辛いので御社の社内SEになりたいです」と書くと、採用側は「忙しくなったらまた辞めるのか」「権利ばかり主張しそうだ」と捉えます。 「現職では納品がゴールになりがちだが、御社ではシステム導入後の運用や改善まで責任を持って関わりビジネスの成長に貢献したい」というように「長く深く関わりたい」という意欲を前面に出し、結果として安定した働き方を実現させましょう。

主体性と提案力を示すエピソードに仕上げる

社内SEは言われたものを作る受動的な姿勢では務まらない為、自ら課題を見つけて提案した経験を必ず用意しておきましょう。多大な功績はなくても良いので「チーム内のドキュメント管理が煩雑だったので、ルール作成と周知により精査した」「テスト作業をスクリプトで自動化して工数を減らした」といった、自発的な改善アクションのアピールが効果的です。

逆質問で社内のITリテラシーを確認する

面接の最後にある「何か質問はありますか?」という質問は企業を見極めるチャンスにもなります。「配属されるチームのミッションは何ですか?」「今、IT部門として抱えている一番の課題は何ですか?」と聞くことで、入社後の具体的なイメージを持っていることをアピールできます。また、前述したブラック社内SEを見極める為の質問をさりげなく混ぜる事で社内のITリテラシーをさりげなく確認しましょう。

面接が苦手な方や何を聞いたら良いかわからない方でも安心してください。キッカケエージェントでは想定問答から模擬面接まで、マンツーマンでサポートします。あなたの強みを最大限に引き出す回答を一緒に考えましょう。

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内定~退職|入社後のミスマッチを防ぐ最終確認

内定~退職|入社後のミスマッチを防ぐ最終確認

オファー面談で具体的な業務範囲を把握する

オファー面談を必ず設定してもらい、雇用条件について必ず確認しましょう。内定通知書に記載されている労働条件(給与、勤務時間、休日等)の確認はもちろんですが、具体的な業務内容、期待されている役割、繁忙期や評価制度などについても詳細に確認する事で「思っていた会社と違う」というズレを防止できます。この時点で感じている疑問点や違和感は必ず聞くようにし、入社後のミスマッチがないようにしましょう。

配属部署の年齢構成とロールモデルを確認する

配属予定のチームメンバーの人数や年齢構成、スキルセット、ロールモデルを聞いておきましょう。自分と同世代が活躍しているのか、ベテランばかりで若手がいないのか、といった情報は職場の雰囲気や立ち位置を知る上で重要です。もしあなたが一番の若手で上司が年上の方ばかりの場合、下っ端仕事を何年もしなければならない可能性もあります。また、自分の上司になる人がどのようなキャリアを歩んできたかを知る事で、入社後のキャリアパスをイメージできる為、将来像を描きやすくなります。

現職への退職交渉を計画的に進める

SIerやSESからの転職の場合、プロジェクトや契約の切れ目の関係により退職時期の調整が難航することがあります。 「立つ鳥跡を濁さず」が基本ですが、引き止めにあって入社日が遅れると、転職先にも迷惑がかかります。内定が出たら速やかに直属の上司に報告し、業務の引き継ぎスケジュールを提示しましょう。法的には2週間前に申し出れば退職は可能ですが就業規則では1ヶ月前としている場合もあります。社内ルールも確認しつつ強い意志を持って交渉を進めていきましょう。

FAQ|社内SEへの転職でよくある質問

FAQ|社内SEへの転職でよくある質問

Q.開発エンジニアに戻ることはできますか?

A. 業務内容によるが技術力の低下に注意

開発エンジニアに戻る事は可能ですが、ベンダーコントロール中心の社内SEとして数年過ごすとコーディングスキルは衰える可能性が高いです。将来的に開発現場に戻る可能性があるなら、開発特化型の社内SEを選ぶか、副業や個人開発で技術力を維持するなどの対策が必要になります。

Q.社内SEは給料が低いですか?

A.企業によりますが決して低くはない

残業代頼みの給与体系からは変化しますが、基本給ベースでは同水準か、企業の利益率によってはそれ以上になることも珍しくありません。特にDX推進など経営課題に直結するポジションでは、SIerのPMクラス以上の高待遇で迎えられる事も珍しくありません。

Q.未経験から社内SEになれますか?

A.難易度は高いがインフラ経験などがあれば有利

社内SEはある程度のSE経験を前提としている求人が多い為、全くのIT未経験から社内SEになるのは非常に狭き門です。その為、まずはSIerやSESでのエンジニア経験を積むことをおすすめします。特にサーバー・ネットワークの運用保守経験や、ヘルプデスク経験は、多くの社内SEで必要とされる経験の為、まずはSESでも良いのでSEとしての経験を積みましょう。

社内SEで”組織を支える”やりがいのあるキャリアへ

社内SEは自社のビジネスをITの力で裏側から支えるやりがいのある仕事です。SIerやSESで培った技術力と経験が社内SEを求めている企業から見ると喉から手が出るほど欲しい資産となっている可能性があります。しかし、社内SEの業務は幅広いからこそ、その資産を正しく評価し、活かしてくれる環境を選ばなければミスマッチになります。

ミスマッチを起こさない為にも本記事で紹介した社内SEの4タイプやブラック社内SEの見極め方を把握し、あなたの能力を正しく評価してくれる企業を探しましょう。そのような企業の見極め方がわからない場合はキッカケエージェントにご相談ください。あなたのキャリアと経験を棚卸しし、最適な企業を紹介します。

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キャリアアップのため転職を考えるエンジニアの皆様へ

株式会社キッカケクリエイション
ITエンジニア専門のキャリアアドバイザー
毛呂淳一朗(Moro Junichiro)
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今の時点でご経験をされている言語や技術要素に関係なく、

①技術を通じてユーザーやお客様にとって使いやすいサービスの実現に興味があるエンジニアの方
②興味・関心がある技術について自ら学ぶ意欲をお持ちの方

上記に当てはまる方でしたら、素晴らしい企業とのマッチングをお手伝いできる可能性が高いです。

最近はお住まいの場所に限らず応募ができる企業や経験年数に関係なくフラットにご評価をして下さる企業も増えているため、ぜひ一度モロー宛てにご相談を頂けますと幸いです。

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